5/23/2010

チャールズ・ブコウスキー - 百万長者たち

あんたには

顔がない

顔がない

ぜんぜん

つまらないことを笑う ――

いわせてくれ

おれはどや街の部屋で低能な

アル中たちと飲んだことがある

かれらの主張の方が立派だった

かれらの目にはまだ光があった

かれらの声には細やかな感情があった、

そして朝が来ると

おれたちは吐き気がしたが病気ではなかった、

貧乏だったが人をだましたりはしなかった

そして遅い午後

おれたちはベッドで伸びをし起きたものさ

百万長者たちのように。

No comments:

Post a Comment