蟻の仲間に詩人が出た
彼は女王蟻をせゝら笑ひ
へうぜんと巣を出ていつた
あとから子供の蟻が二三匹
珍しさうに見送つた
蟻は自分の詩集を手に
赤い椿の夜を旅した
そそり立つ草の穂のうへで
ふたしかな天を感じた
蟻の仲間に詩人が出た
わたしはいま彼を
小さな硝子瓶にいれて飼つてゐる
5/23/2010
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The region of Night-Breed.
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